美容・健康といえば、「コラーゲン」という言葉をよく効きますよね。
この成分、いったいどのようなものなのか知っていますか?
■動物のたんぱく質の一種。英語では「プロテイン」といい、ギリシア語で「第1の物」という言葉から由来している。このたんぱく質はアミノ酸が鎖状につながった分子。この
1つのアミノ酸のアミノ基ともう1つのアミノ酸のカルボキシル基が反応して結合し、水素2つと酸素1つがはずれる。このことによってできた結合をペプチド結合という。ペプチド結合されることにより、水に溶けやすく体に吸収されやすくなる。
■皮膚・骨・血管・眼・関節・歯・内臓など動物の体内に最も多く存在する繊維状のたんぱく質。人間の体内で外部からの衝撃に耐えるためのクッションの役割を果たしている。
■人間の体内にある全たんぱく質の約30%を占めている。特に皮の真皮層では90~95%を占めている。
■コラーゲン分子は約1000個のアミノ酸からなる分子量10万のポリペプチド鎖が3本らせん構造を描いている。これを、コラーゲンへリックス構造という。直径1.5nm長さ300nmの棒状の形。
■ポリペプチドを構成するグリシン、ヒドロキシプロリン、プロリンなどのアミノ酸の含有量によって様々なタイプが存在する。加熱すると3本のらせん構造が崩れてゼラチンに変化してしまう。
■ポリペプチドから良いコラーゲンになるためには、ビタミンCを補うことが必要。ビタミンCも同時に摂ることが大切。
■20種類のアミノ酸からなる動物性たんぱく質。ヒドロキシプロリンやヒドロキシリジン等のアミノ酸を含まないタイプは、コラーゲンではなくゼラチンという。
■たんぱく質に含まれているアミノ酸が18種類以上のものをいう。このアミノ酸組織には特徴があり、全体の約1/3をグリシン、約1/4をプロリンとヒドロキシプロリンが占めています。また必須アミノ酸ではリジンなどが含まれる。
以上理科の授業のようですが、とってもミクロな世界で活躍しているものなのだというのがおわかりいただけると思います。
発見された順番にⅠ型・Ⅱ型と型番があります。型によって体内に存在する場所も違ってくるんです。
| 型番 | 詳細 |
|---|---|
| Ⅰ型 | 最も大量に存在する。皮膚・骨・腱・歯など。骨に大量に含まれ、骨に弾力性を持たせるのに働いている。皮膚の真皮にも非常に多く、皮膚の強さを生み出す働きがある。 |
| Ⅱ型 | 軟骨に多く存在する。眼球の硝子体液の成分でもある。 |
| Ⅲ型 | I型の存在する組織にはIII型も存在する場合が多い。皮膚、血管。胎児の皮膚などに多く存在するが、新生児以降急速に減少する。 |
| Ⅳ型 | 基底膜。 |
| Ⅴ型 | 皮膚、胎盤、角膜、筋肉。 |
| Ⅵ型 | 様々な組織。 |
| Ⅶ型 | 皮膚、胎盤。 |
| Ⅷ型 | 角膜デスメ膜、内皮細胞。 |
この他にも型は存在し全部で10数種類あるといわれます。
ただし、一般的に知られているものは、Ⅰ型とⅢ型までのタイプで体内コラーゲンの80~90%を占めているといわれます。
原料として使用される場合、上記の中でもⅠ型とⅢ型が最高品質といわれ、食品のみならず医療現場でも多く使用されているそうです。